久々の外出(令和3年3月2日)
先週の土曜日、久しぶりに家族で外出しました。
午前中は、美野島で鍼灸院を新築、開業されたK様を訪問してお祝いのご挨拶をしました。そのあと車で太宰府に行き、娘と5歳の孫娘は「だざいふ遊園地」に、私と妻は九州国立博物館で「奈良・中宮寺の国宝展」を拝観しました。
九州国立博物館では現在、九州初となる「奈良・中宮寺の国宝展」が開催されています。目玉は中宮寺の本尊である菩薩半跏思惟像(写真)で飛鳥時代に造られた弥勒菩薩像だと言われています。
「弥勒菩薩」とは釈迦入滅後56億7,000万年後に地上に現れて人々を救済すると信仰されていた大陸由来の未来仏ですが、人々は現世での救いをこの菩薩に求めたのです。
博物館を出た時、妻も私も感動の余韻で少し顔が火照っていたかもしれません。
いつかまた、たとえば奈良の中宮寺で拝覧する機会があったとして、もし私が旧知に再会したようなうれしい気分を持ったとしたら、彼女(?)もまた「太宰府で一度お会いしましたね」と微笑みかけてくれそうな気がしました。