社長のブログ

<プロフィール>大手不動産会社で長年、オーナー様に対して不動産の有効活用を企画、提案する業務に従事。札幌支社から福岡支社への転勤を契機に独立。平成11年(株)福岡シティを設立、現在に至る。趣味は歴史。司馬遼太郎記念館友の会会員。

給湯器の不足(令和4年2月3日)

テレビの報道等でご存知とは思いますが、新型コロナの感染拡大に端を発した世界的な半導体不足の影響で、給湯器の供給に支障が出ています。交換の場合は、発注から納品まで2ヶ月以上かかるのが当たり前の状態です。

 

弊社も、ガス給湯器に関しては自前で非常用の代替器を購入して応急的な対策を取れるようにしていますが、電気温水器やエコキュートについては代替器のようなものはありませんので、故障する前に交換するしかなく、設備業者さんの点検報告書や助言等を元に、年数が経過して修理のできない分については、オーナー様に早期の交換をご提案しているところです。

 

専門家の予測では、この状態は夏ぐらいまでは続くそうです。おおよそ半年間ですが、緊張の日々になると思いますが、ご入居者様にご迷惑をおかけすることがないように人事を尽くして対応する所存です。

眞子さまのメッセージ(令和3年12月10日)

昨日皇后さまが誕生日を迎えられ、何日か前には愛子さまが成人されて凛とした正装姿を披露されました。天皇、皇后両陛下のお喜びはいかばかりかと思うと、私もうれしい気分になって、お祝いの言葉のひとつも書きたい気持ちなのですが、今回は前から気になっていた眞子さまの事を書きます。

 

f:id:f-city:20211210162154j:plain

 

10月の結婚記者会見での、眞子さまの「誹謗中傷」発言には、私もそして多くの国民がショックを受けたと思います。

 

私は週刊誌もネットもほとんど見ないので、「誹謗中傷」の経緯や背景の詳細は分からないのですが、悪質で執拗な誹謗中傷が続いたことに対して若い二人が発した抗議と抵抗のメッセージだったと思います。

 

記者会見で眞子さまも言及しておられましたが、眞子さまの身に起こった事は、誰の身の上にも起こりうるし、おそらくこの瞬間もいわれのない誹謗中傷で苦しんでいる人が大勢いると思うのです。

 

私の敬愛する作家の方が書いています。「いわれない非難と戦っているとき、人の心は勇気に溢れているものだ」。

そう言われてみると、記者会見で眞子さまの表情は少し怒っておられるように見えたのですが、それは怒りというよりも勇気の表出だったのかもしれません。

 

先日、さる家主様のご招待を受けて、アクロス福岡で開催された「福岡市華道展」を拝観したのですが、その帰りに近くの水鏡天満宮でおみくじを引きました。

お告げの内容は「かごの中にいた小鳥が放されて自由にとび歩くように苦しみ逃れて楽しみの多い身となる運」でした。

このおみくじを、差し出がましいとは思いますが、生活の拠点を米国に移されて新生活を始められた眞子さまと小室圭さんに捧げて、お二人へのお祝いの言葉にしたいと思います。

f:id:f-city:20211210162741j:plain

 

 

「平成の怪物」の引退(令和3年10月25日)

「平成の怪物」と言われた松坂大輔さんが引退しました。

f:id:f-city:20211025094002j:plain

ずいぶん前の事ですが、アメリカから帰国してソフトバンクホークスに入団されたころ、福岡でのお住まいを探されたことがあって、大濠公園の近くにあった弊社管理の分譲賃貸マンションをご紹介しました。家主様のご意向もあって、私も内覧に立会ったのですが松坂さんと奥様と、たしか球団の方も来ておられました。

 

少し狭いという事で、あいにく申込みにはならなかったのですが、帰り際に「いいお部屋ですけどね・・・」と残念そうな表情をされていたのは、おそらく松坂さんの当方に対する気遣いというか、優しい人柄の表れでしょう。

 

その後西部ライオンズに移籍して今回の引退になったわけですが、ファンや家族や多くの善意の人達に囲まれてはいても、おそらく一人で川の流れを見つめて暮らす様な内省の苦しい年月の経過の後、最後は引退という結論を出されたのでしょう。

 

もう無理です、これが今の自分の実力です、と訴える様に痛みをこらえて最後のマウンドに立たれたのは実に誠実な決断でした。形式的な引退セレモニーと分かっていても、110㎞台の5球をなんとか投げ終えて降板する姿をみてやっと、国民もファンも、そして私も「平成の怪物」の引退を納得し、受け入れたのです。

 

喫茶「シャポー」と古い友人(令和3年10月4日)

緊急事態宣言が解除されたので、昨日、古い友人と博多座の隣にある喫茶「シャポー」で会いました。喫茶「シャポー」は昭和の風情を残した落ち着いた雰囲気のお店で、コーヒーは美味しいし、気の置けない人とくつろぎたいときにときどき利用しています。

f:id:f-city:20211004151221j:plain

Aさんと会うのは何年かぶりで、色々と心配していたのですが、思いのほか元気だったので安堵しました。

 

Aさんは私とほぼ同年代の不動産業者ですが、コロナの期間を除いてずっと20年以上、年末に「忘年会」と称して二人で会ってきました。シャポーでも2度ほど「忘年会」をしました。喫茶店ですから、若い娘たちのようにコーヒーとケーキで会話を楽しむだけでしたが、私は、宴会のような集団的な付き合い方はあまり得意ではないので、こういう個人的なお付き合いの方が性に合っているのです。

 

シャポーに関しては忘れられない思い出があります。

Aさんと知り合った頃の話です。初めてのお客様から電話で物件のお問い合わせがあり、どこかで会うことになりました。お客様は「××で会おう」と言われたのですが、よく聞き取れなかったので「そのお店はどこにありますか」と聞き返したところ、「福岡の人間のくせにシャポーも知らないのか」とお叱りを受けました。

 

その後、そのお客様とは何度かシャポーでお会いしましたが、お店の良い雰囲気も一助となってなんとか契約にこぎつけることができました。

 

Aさんとはお店の近くで別れましたが、いつかまたシャポーで会えることを楽しみに帰途につきました。

 

 

 

 

昨日の事(令和3年9月6日)

 

久々のブログです。

 

昨日の日曜日は早朝に起きてTSTAYA西新店の24時間ポストにDVDを返却しました。そのあとは会社に出て、A様から依頼された中古住宅の売却プランを立てました。

 

弊社は分譲マンションや戸建ての賃貸管理がメインですが、管理物件のオーナー様等から売買の依頼を受けることも多いのです。

 

中古住宅を売却する場合はリフォームをしてから売りに出すのが一般的ですが、今回は買主が決まってから買主の希望を聞いた上でリフォームしたいというのが売主A様のご意向です。

 

このようなケースの場合には、基本的なリフォームの内容、例えばクロスや畳の張替え等の項目と、プラスαのオプションとして浴槽の交換や外壁塗装等の項目とを分けて、基本的なリフォームだけならいくら、浴槽を替えたらいくら、洗面台を替えたらいくらという具合に分別して提案することになります。

通常は基本的なリフォームは売主に負担してもらって、オプションについては買主で負担することが多いのですが、全部を買主又は売主が負担する場合もあり様々なので、仲介業者の助言や企画次第というところもあって、業者としての真価が問われる局面です。

 

夕刻、気分転換をと思い立って、会社の近くの荒津の岸壁に釣りに出かけました。小雨が落ちるような不安定な天気でしたが、岸壁は家族連れやら友人同士で結構にぎわっていました。

 

小アジが一匹かかったところで家から夕食の確認の電話。好物の辛いカレーライスだというので、またパラリンピックの閉会式もあったなと思って、帰宅しました。

 

テレビでパラリンピックの閉会式を観ました。

当初は感染拡大への懸念もあって開催には懐疑的でしたが、終わってみれば、開催されて本当に良かったと思います。

 

様々な障害を抱えながらも可能性の限界に挑戦するアスリートの姿には心を打たれました。彼らの底抜けの笑顔と謙虚と頑張り。それに比べて自分の甘さと傲慢を思って胸が痛みました。

 

6月の事(令和3年6月27日)

今月は、難しい売買案件や複雑な業務に追われてブログどころではないのですが、書きます。

 

6月中旬ごろ、戦闘機に乗る夢を見ました。それは二人乗りの小型のジェット戦闘機で、私は後部座席に乗っていました。どんな事情や背景があったのか、夢のあらすじは覚えていないのですが、戦闘機はどこかの辺鄙な飛行場に着陸します。ところがなぜかすぐに、再び離陸を始めたので驚いていると、そこで目が覚めました。

戦闘機に乗る夢は初めてだったので、怪訝に思って、グーグルの「夢占い」で検索して

みました。

検索によると、「精神的かつ肉体的に大きなストレスを受けている状態であり、どうしても乗り越えなければならないノルマや、急を要する案件を処理している状況下」だそうです。

 

まさに夢占いの通りで、いまは対処しなければならない困難な案件がいくつもあって、新型コロナの問題もあり気が引けたのですが、妻と二人で前から予定していた結婚35周年記念の宮崎旅行(一泊二日)に行って来ました。

 

福岡空港から宮崎空港に飛び、シーガイヤに泊まって、青島神社鵜戸神宮に参拝しました。それからレンタカーを利用して日南海岸をドライブしましたが、快適でした。また、「サンメッセ日南」でモアイ像を観たあと、近くの「えぷろん亭」でご当地グルメのチキン南蛮定食(ランチ)をいただきました。ソースも肉質も絶品でした。海鮮料理が専門なので他の料理もおいしいと思いますので、お勧めです。

 

宮崎は初めてでしたが、南国的な風景と親切な人柄には好感を持ちました。飛行機で45分で行けるし、家族や友人も誘って、是非また行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<映画『ファーザー』を観て>(令和3年5月31日)



「Kinecinema 天神」で映画『ファーザー』を観ました。

一週間ほど前、「T・ジョイ博多」で友人と観ることにしていたのを緊急事態宣言の延長をうけて止めたのですが、やっぱり観たいと思って一昨日の昼間、仕事の合間を縫って一人で観てきました。

 

f:id:f-city:20210531165543j:plain

ファーザー



 この作品は、認知症の父親と父親の介護に奮闘する一人娘の姿を通して、認知症という高齢化社会の課題を描いた意欲作です。

81歳の頑固な父親役は『羊たちの沈黙』の名優アンソニー・ホプキンス、娘のアン役は『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンで、ロンドンが映画の舞台です。

 

この映画は認知症である父親の視点から描かれているため、記憶の混乱や妄想が入り込んで、物語の事実関係や時間軸があいまいで分かりにくい面もあるのですが,これは映画を見る人に認知症患者の心象というものを体験的に理解させようとする絶妙の演出なのでしょう。

 

 

アンは父親の介護が手に余って、父親を養護施設に入れてパリの恋人のもとで暮らすことになるのですが、施設への入所を拒否する父親に対してアンは「その方がお互いのためなのよ」と言って説得します。親子の絆とお互いの人生を守るには父親を施設に入れるしかないというのがアンが下したギリギリの結論でした。

 

終盤に、介護施設の室内に舞台が移ります。

喪失感に苛まれて、葉っぱが一枚一枚失われていくようだと言って泣きじゃくる父親。娘の前では見せなかった弱さをさらけ出す父親。その父親を優しく抱きよせる施設の介護人の女性。

これから介護人と散歩に出る公園には青々とした木の葉が茂っています。これからの日々は散歩と木の葉を眺めることが彼の日課となるのです。一人娘は近くにいなくてさみしいけれど優しい介護人と木の葉を眺める彼の新しい人生が始まるのです。

風に揺れる豊饒な木の葉の映像をエンディングにすることで父親がこれから迎える生活がある意味では穏やかで、満たされた日々になりうることを暗示しているように私には思えました。

 

アンソニー・ホプキンスの迫真の演技は見ものです。劇場で多くの人に観て欲しいと思いました。